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不透明な未来についての30章

雨宮処凛著
ISBN 978-4-904795-47-7
定価 1500円+税
四六判
240頁
月刊『創』で連載されている「ドキュメント雨宮☆革命」のこの3年分をまとめたものですが、安保法制をめぐる動きなど、まさにこの3年間は日本社会にとっても激動の時期でした。脱原発や格差・貧困などの問題に取り組んできた著者にとっても大きな3年間でした。
価格 : 1,650円(税込)
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本書あとがきより
この3年間、世界は大きく変わった。これからこの国が、世界が、そして私たちがどうなっていくのか、それは誰にもわからない。そんな不透明な未来の前で、この本が、ほんの少しでもあなたの思考の役に立てたら、こんなに嬉しいことはない。

雨宮処凛 プロフィール
1975年、北海道生まれ。作家・活動家。
2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。06年からは新自由主義のもと、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、取材、執筆、運動中。メディアなどでも積極的に発言。3・11以降は脱原発運動にも取り組む。「反貧困ネットワーク」世話人、フリーター全般労働組合組合員、「こわれ者の祭典」名誉会長。

目次
   第1部 会いたかった人
1 『革命の子どもたち』日本赤軍と赤軍派の娘たち
2 「黒子のバスケ」事件の渡邊さんへ
3 どう思いますか? 出生前診断、代理出産、臓器売買
4 徴兵が嫌でフランスに亡命した22歳の韓国男子を日本に呼んだ
5 あなたが最後に「助けて」と言われたのはいつですか?
6 「知らない」では済まされないイラクの今、そしてイスラム国
   第2部 イスラム国と人質事件
7 イスラム国とフランスの社会保障
8 イスラム国人質事件と「I am Haruna」
9 地下鉄サリン事件から20年
10 川崎の簡易宿泊所火災は「未来の私たち」の問題か
11 日本を揺るがす「戦争させない」の声
12 戦場出稼ぎ労働者のリアル
   第3部 戦後70年の風景
13 国会前、そして全国で紡がれた無数の言葉
14 キャバクラ嬢と貧困
15 フランスのテロとイスラム国
16 知っていますか? イスラムの世界――ヨドバシカメラでお土産を買うタリバン
17 自民党議員・育休宣言から考える「不在の父」問題
18 「野党は共闘!」――バレンタインの安倍政権NO!大行進
19 「幽霊」と「風俗」。3・11から5年経って見えてくるもの
   第4部 格差・貧困の今
20 「人の命を財源で語るな!」パナマ文書と「貧困」
21 「Save the 中年!」と各政党への公開質問状
22 利根川一家心中事件の判決
23 ギャンブル依存症の恐怖
24 アジアのマヌケたちが集結した「NO LIMIT 東京自治区」!!
25 過労死と貧困を考える――外国人実習生から電通新入社員まで
26 2016年に起きたこと――相模原事件、電通過労自殺、安保法制施行
27 カジノ法成立、そしてカジノであらゆるものを失った男
28 『生きさせろ!』から10年。何が変わり、何が変わらなかったか
29 最低賃金と最低生計費
30 貧困、暴力、そして性産業――『裸足で逃げる』を読んで

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